深根枝志 しんこんしし
~地面をしっかり踏みしめ高く広く成長するとき 〜
(令和4年度スローガン)
令和4年度 第28代会長
漆野和久
令和4年度 会長所信
『私達を取り巻く状況と、YEGの役割』
2020年以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に生活を一変させられてからというもの、この2年間は未来への展望が見出しづらい状況が続いてきました。日本国内では、昨秋以降、幸いにも感染者数が少ない状況ではありましたが、最近では感染力の強いオミクロン株が蔓延しつつあり予断を許さない状況であります。これまでの基本的な感染防止対策の徹底に加え、ワクチン接種や治療薬の普及によりコロナの影響が早期に回復することを期待するものであります。
世界経済を見ても、コロナ再拡大により、多くの国で経済活動の制限が続いておりますし、半導体業界などのサプライチェーン問題による部材品などの供給不足という影響が波及しております。また、物価上昇の加速や米中摩擦による世界経済の不安定化など様々なリスク要因があります。
今後の予測をするのは難しいですが、一つ一つ出来ることを確実に実行して積み重ねていく事、そして“想定外”を無くしあらゆる事態に対応できる力を培う事が大事なのではないでしょうか。
我々青年経済人は「次世代の地域の未来を担う若きリーダー」として、「高い志」と「行動力」、「勇気」と「情熱」を武器に、率先して地域の経済活性化を図り、街づくりや地域資源の活用、観光振興などについて積極的に役割を果たしていく事が必要と考えます。そしてそれが、「果てしなく続く郷土(宮崎)の未来」を創っていくことと強く信じます。
『感謝と考動』
宮崎YEGは今年28年目を迎えます。これまで先輩方が積み上げ守り続けてこられた熱い想いに感謝と敬意を表するとともに、未来を見据えて考動していかなくてはなりません。令和2年度には、創立30周年に向けた「宮崎YEG 2021-2024 中期ビジョン」が策定されました。令和4年度もその中期ビジョンを軸に置き、事業を展開していきます。単年では成し得ることも限られますが、継続していくことでより大きな成果が残せるはずです。
令和4年度も様々な要因で活動が制限されることがあるかもしれませんが、先人方やメンバー相互で培ってきたこれまでの経験を基に、さらに議論を深めていき、確実に歩を進めていく所存であります。
『深 根 枝 志』
我々青年経済人にとって時間とコストは大切な資源です。その大切な資源を使ってまでYEG活動することの意味は何なのか。まずはYEG活動を通して自社企業を地域と共に発展させ、身近な周りの人々を幸せにすることではないでしょうか。そして、敬愛してやまない郷土(宮崎)の歴史(背景)を学び、地域アイデンティティ(郷土意識)を継承し、未来を担う子どもたちへ繋いでいくことだと考えます。
その為に、まずは自分の背景を再確認し、自己アイデンティティ(自分らしさ・独自性)を確立させ、両足で立つ地面をしっかりと確認することです。そして、その足元を決して見失うことのないように深く根を下ろし、広く高く志という枝をどこまでも伸ばしていくことが大切だと考えます。
すべては自分次第!自分を信じ、そして仲間を信じ、失敗を恐れずに挑戦し続けていきましょう!